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カメラの歴史【19世紀後半~現在編】

 前回までのまとめ

カメラの歴史【紀元前~19世紀前半編】

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前回の記事はこちらを参照↓

www.the-bestone.net

 

それでは早速、【19世紀後半~現在編】にいってみます。

 感光材料の進化

19世紀初頭、ニエプスがアスファルトを感光材料として初めて使って以来、感光材料はさらなる進化を遂げていきます。

 

1851年にはイギリスのフレデリック・スコット・アーチャーによる「湿板写真」が開発されました。

「湿板写真」とはガラスや金属板に「コロジオン」という塗料を塗り、この感光膜が湿った状態で撮影する方法です。

 

この発明によって露光時間は遂に10秒以下になりました。

 

 

さらに、1871年にはイギリス人医師のリチャード・リーチ・マドックスによって「乾板写真」が開発されました。

 

この写真法で使用される”乾板”は臭化銀をゼラチンに混ぜた感光乳剤を、ガラス板に塗布して乾燥させたもので、簡単に持ち歩くことができ保存性にも優れていました。

 

そのため湿板写真にかわり、乾板写真は瞬く間に世界中に拡がっていきました。

 

フィルムの誕生

1885年、感光剤を紙に塗布した「ロールフィルム」が開発されました。

開発したのは現在、アメリカに拠点を置く写真用品メーカーである「イーストマン・コダック社」です。一般的に「コダック」と呼ばれるあの会社です。

 

「コダック社」は1888年に100枚撮影可能なフィルムとセットになったカメラを発売しました。

撮影後に10ドルとカメラを”コダック”に送ることで、現像された写真と新しいフィルムの入ったカメラを送り返してくれるというシステムでした。

 

現像というプロによって行われる作業を業者が行ってくれるこのシステムは当時としては画期的なもので、現在のカメラの大衆化へのおおきなキッカケとなっています。

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当時の「コダック」の広告。キャッチコピーは「あなたはシャッターを押すだけ、あとは当社にお任せください」

翌1889年にはおなじくコダック社よりセルロイドを使ったフィルムカメラが販売。

これにより、今まで大衆に向けて発売されることがなかったカメラが、一般に普及していくことになります。

 

カメラの小型化と進化

19世紀後半になってくると小型のカメラが普及してきます。

1895年には”ポケットに入ってしまうカメラ”として「ポケットコダック」が、1912年にはさらに小さな「ヴェストポケット・コダック」が発売されました。

 

この「ヴェストポケット・コダック」は世界で最初の大量生産されたカメラになります。

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左:『ポケット・コダック』  右:『ヴェストポケット・コダック』

 

1925年にはドイツのエルンスト・ライツ社から映画用35mmフィルムを用いた小型のカメラ「ライカA型」が発売されます。

この「ライカA型」は近代小型カメラの原型として、その後のフィルムカメラに大きな影響を与えました。

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ライカA型



 

一眼レフカメラの時代へ

1949年には世界で初めてペンタプリズムを搭載した一眼レフカメラである「コンタックスS」が発売されました。

Embed from Getty Images

 

ペンタプリズムが搭載されるまでの一眼レフカメラはレンズからの像を反射鏡によって上方へ反射し、上向きのファインダーに結ばれた像をそのまま目視する「ウエストレベル式」と呼ばれる方式をとっていました。

 

この方式ではファインダーを上からのぞき込む必要がありましたがペンタプリズムの発明によりアイレベルでの撮影が可能となりました

 

ペンタプリズムを搭載した「コンタックスS」の登場により一眼レフカメラは瞬く間に世界中に普及していくことになります。

 

デジタルカメラの登場

世界初のデジタルカメラが登場したのは、今から約40年前の1975年になります。

発明したのはイーストマン・コダック社のスティーブ・サッソンという開発者でした。

 

サッソンがデジタルカメラを発明した時、彼はなんと24歳という若さでした。

 

フィルムに露光して写し出すフィルムカメラに代わり、「CCD」という受光センサーを利用し、取り込んだ光を電気信号に変換するというプロセスを生み出したのです。

 

ただ、彼が開発したこのデジタルカメラが市場に出回ることはありませんでした。

 

デジタルカメラが革命的な発明であり、長期的に見ればフィルムカメラに代わりうる技術であったことは確かです。

 ただ、コダックの幹部の心配は短期的な問題に向けられていたため、デジタルカメラへの反応も冷ややかなものでした。 

 

その後1988年に富士写真フイルム(現、富士フイルム)から「DS-1P」というデジタルカメラが世界で初めて販売されました。

https://www.fujifilm.co.jp/innovation/pack/images/img_ds-1p_03.jpg

出典:『富士フイルム』https://www.fujifilm.co.jp/innovation/achievements/ds-1p/

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は2部に分けて紀元前から現在までのカメラの歴史についてまとめてみました。